AWSにログイン不要!GlipでEC2インスタンスの電源管理を簡単に
AWS EC2インスタンスの電源管理を簡単に!Glipを使った効率的な運用方法を詳しく解説。具体的な利用シーンやコスト削減の具体例、IAM設定やIPアドレス認証の手順も含めて、セキュリティを確保しつつ運用の効率化を実現する方法を紹介します。
AWS EC2インスタンスの電源管理を簡単にする方法
AWSのEC2インスタンスの電源のオンとオフ(開始と停止)のコントロールは、一般的にはAWSコンソールにログインし、EC2のメニューを開き、インスタンスに対して電源のオンとオフ(開始と停止)を実行します。
いたって簡単な操作で、誰でもできるのですが、この操作機能が管理者しかアクセスできない場合や、会社の従業員しかアクセスさせない等のセキュリティの観点から、EC2の電源のオンオフ(開始と停止)に苦慮しているチームは少なくないと思います。
Glipのソリューション
Glipはこの問題を解決するソリューションを提供しています。
操作イメージはGlipの電源オンオフ画面にアクセスし、電源オン、電源オフのボタンを押すだけです。
これにより、特定のユーザーにのみ電源管理の権限を付与することができ、セキュリティを確保しつつ、運用の効率化を図ることができます。
具体的な利用シーン
具体的な利用シーンとしては、以下のようなものが考えられます。
- オフィスの営業時間帯以外は電源をオフにする: オフィスの営業時間外にサーバーを稼働させる必要がない場合、電源をオフにすることでコストを削減できます。例えば、夜間や週末にサーバーをオフにすることで、電力コストを大幅に削減することができます。
- 工場で稼働しているサーバーの電源を工場の担当にコントロールさせる: 工場の担当者が直接サーバーの電源を管理することで、迅速な対応が可能になります。これにより、工場の稼働状況に応じて柔軟に電源を管理することができます。
- 店舗の運営中以外は電源をオフにする: 店舗の営業時間外にサーバーをオフにすることで、無駄な電力消費を抑えることができます。特に、夜間や休日にサーバーをオフにすることで、電力コストを削減できます。
- 開発プロジェクトでパートナー企業のメンバーに電源のオンオフ(インスタンスの開始と停止)の権限を付与する: パートナー企業のメンバーが自分たちでサーバーの電源を管理できるようにすることで、開発の効率が向上します。これにより、プロジェクトの進行がスムーズになり、迅速な対応が可能になります。
利用方法
Glipを利用するには、AWSのIAM(Identity and Access Management)の設定や、利用場所のIPアドレス認証等が必要となります。具体的には、以下の手順を踏むことになります。
- IAMユーザーの作成: AWSコンソールでIAMユーザーを作成し、必要な権限を付与します。IAMユーザーは、AWSリソースへのアクセスを管理するための重要な要素です。適切な権限を設定することで、セキュリティを確保しつつ、必要な操作のみを許可することができます。
- IPアドレスの認証: 利用場所のIPアドレスを認証し、特定のIPアドレスからのみアクセスできるように設定します。これにより、不正アクセスを防ぎ、セキュリティを強化することができます。例えば、オフィスのIPアドレスのみを許可することで、外部からのアクセスを制限することができます。
- Glipの設定: Glipの管理画面で、電源オンオフの権限を設定します。これにより、特定の時間帯に自動的に電源をオンオフ(インスタンスの開始と停止)することができ、運用の効率化を図ることができます。
これらの設定は、自社で開発するよりもコストがかからず、エンジニアにとっては比較的簡単な作業です。
IAMの設定
IAMの設定では、ユーザーごとに細かい権限を設定することができます。例えば、特定のユーザーにはEC2インスタンスの電源管理のみを許可し、他の操作は制限することが可能です。これにより、セキュリティを確保しつつ、必要な操作のみを許可することができます。
IAMポリシーを使用して、ユーザーやグループに対して詳細なアクセス権を設定することができます。例えば、特定のユーザーにはEC2インスタンスの開始と停止のみを許可し、他の操作は制限することができます。これにより、セキュリティを確保しつつ、必要な操作のみを許可することができます。
IPアドレス認証
IPアドレス認証を設定することで、特定の場所からのみアクセスを許可することができます。これにより、不正アクセスを防ぎ、セキュリティを強化することができます。
例えば、オフィスのIPアドレスのみを許可することで、外部からのアクセスを制限することができます。
利用コスト
利用コストは、2024/09/22時点では月額660円となっています。このコストは、電源をオフにしている時間のコスト削減と自社で解決する開発費を考慮すると、非常に費用対効果が高いと言えます。
まとめ
このように、Glipのソリューションを利用することで、AWS EC2インスタンスの電源管理を簡単かつ効率的に行うことができます。セキュリティを確保しつつ、運用の効率化を図ることができるため、運用チームにとって非常に有益なツールとなるでしょう。
この機会に、ぜひGlipのソリューションのご利用をご検討ください。