開発者必見!AWSにログインせずにセキュリティグループを操作する方法
AWS EC2インスタンスのセキュリティグループ操作を簡単に!Glipを使った効率的な運用方法を詳しく解説。具体的な利用シーンの具体例、IAM設定の手順も含めて、セキュリティを確保しつつ運用の効率化を実現する方法を紹介します。
ステージング環境でのセキュリティグループ設定の自動化
Webサイトを制作・開発する際、多くの場合、ステージング環境と呼ばれるテスト環境にコンテンツをアップロードし、内容に不備がないか確認する作業を実施します。
その際、「内容を確認する担当者」がステージング環境にアクセスするために、IPアドレスやポートの許可設定をセキュリティグループに追加したり更新したりする必要があります。
このセキュリティグループの設定変更作業には、AWSにログインしセキュリティグループにアクセスする必要がありますが、「設定変更する担当者」が毎回手動でセキュリティグループを変更するのは手間がかかりますし、間違いやミスが発生する原因にもなります。
Glipによる自動化ソリューション
Glipには、「内容を確認する担当者」が「設定変更する担当者」に作業依頼をせずとも、セキュリティグループの設定を変更するソリューションがあります。
操作イメージはIPアドレス変更リクエスト画面にアクセスし、次へボタンを押すだけです。「設定変更する担当者」は届いた認証メールにて承認するだけです。
具体的な利用シーン
具体的な利用シーンとしては、以下のようなものが考えられます。
- Webサイトコンテンツ確認時に、ステージングのコンテンツを表示確認する際のIPアドレス許可設定を、テストチームメンバーに実施してもらう
- Webサイト制作時に、ステージングへのコンテンツアップロードをする際のIPアドレス許可設定を、リモートワーク環境作業者に実施してもらう
- サーバーサイド開発時に、ステージングのサーバーにログインする際のIPアドレス許可を設定を、協力会社メンバーに実施してもらう
Glipの利用手順
Glipを利用するには、AWSのIAM(Identity and Access Management)の設定が必要となります。具体的には、以下の手順を踏むことになります。
- IAMユーザーの作成: AWSコンソールでIAMユーザーを作成し、必要な権限を付与します。IAMユーザーは、AWSリソースへのアクセスを管理するための重要な要素です。適切な権限を設定することで、セキュリティを確保しつつ、必要な操作のみを許可することができます。
- Glipの設定:Glipの管理画面で、awsアカウント、awsセキュリティグループを設定を設定します。
これらの設定は、自社で開発するよりもコストがかからず、エンジニアにとっては比較的簡単な作業です。
IAMの設定
IAMの設定では、ユーザーごとに細かい権限を設定することができます。例えば、特定のユーザーにはEC2インスタンスの電源管理のみを許可し、他の操作は制限することが可能です。これにより、セキュリティを確保しつつ、必要な操作のみを許可することができます。
IAMポリシーを使用して、ユーザーやグループに対して詳細なアクセス権を設定することができます。例えば、特定のユーザーにはEC2インスタンスの起動と停止のみを許可し、他の操作は制限することができます。これにより、セキュリティを確保しつつ、必要な操作のみを許可することができます。
利用コスト
利用コストは、2024/09時点では月額660円となっています。このコストは、電源をオフにしている時間のコスト削減と自社で解決する開発費を考慮すると、非常に費用対効果が高いと言えます。
まとめ
このように、ステージング環境でのセキュリティグループ設定を自動化することで、作業の効率化とミスの削減が期待できます。運用の効率化を図ることができるため、運用チームにとって非常に有益なツールとなるでしょう。
この機会に、ぜひGlipのソリューションのご利用をご検討ください。